男性と女性で体の形が全く違いますよね。筋張っていたり、肩幅が広かったり、いろんな特徴があります。そこを気をつけて描くと男らしくなってかっこよく描けるようになりますよ。一緒に練習していきましょう!
まずは今回は基本のバランスを7頭身で描いていきます。
基本のバランス
7頭身で描くと半分くらいの3.5頭身の位置に腰がくるようにします。(3頭身や4頭身のミニキャラのような場合は足が短くなるようにして子どものようにかわいらしく描いたりします。)
肩幅はがっしりと広めにとり、女性のようにくびれは作らずに腰の幅は大きくしないように(上が大きい台形)胴体の形を考えます。
足の長さの半分のところにヒザを描くようにします。
このアタリでポーズをとったり、構図を考えて描き始めると描きやすいかなと思います。
それではいろいろな構図のポイントをお伝えします。
後ろ姿の描き方
男性は骨も女性より太いイメージでアタリをとって肉付けしましょう。
肩甲骨の幅も大きくし、首も太く長く肩幅も広く描きます。肩幅が広いので背中も大きいイメージです。
腰幅はコンパクトにし、ひきしまった感じで描きます。
足は骨や筋肉を少し目立つよう細い線で描き足すと鍛えられた足に見えます。アキレス腱もしっかり描きます。
横向きの全身の描き方
首回りは喉仏や鎖骨を目立つよう出っ張らせたり、骨の線を描きます。
胸の膨らみは作らずに頭や胸、腰の幅は同じくらいに描きます。中に肋骨や背骨をイメージし胸板を厚くします。
おしり部分はコンパクトなので、背骨のカーブはゆるくします。
腕や足には筋肉や骨を意識して細い線で描き足したり、筋肉の膨らみを足してがっしりするようにします。
ななめの全身の描き方
ななめのアタリを描くときに気をつけることはパースを意識することです。
パースを意識すると肩はななめになり、手やヒザやカカトの位置も手前より奥側が短くなります。
胴体の横側も見えるようになるので、箱を意識してみましょう。画像を見てもらうと分かりやすいかと思います。体の厚みを箱の厚み のように考え、横の厚みが見える分体の中心線はずれるのでヒザやおへそもややななめに描くようにします。
ここでもアタリに肉付けする際は骨太にすることと、筋肉を意識します。カクカクしたイメージで描きましょう。
アオリの全身の描き方
アオリやフカンの構図は難しい構図のイメージですね。
でもイメージを膨らませてアオリの場合は下からのカメラアングルで構図をかんがえましょう。カメラに近い方が大きくなり、離れて遠い頭の方が小さくなるイメージです。
下から見上げる構図なので、足が大きく長くなります。オーバーに大きく表現しても面白い構図になります。
体の厚みを考える時に画像のように下から箱を見上げるイメージをします。厚みをイメージして肉付けすると描きやすいです。
アタリに肉付けをする時に胴体、腕 、足を楕円で考えておくと、服を描くときに体の膨らみや丸みも描きやすくなると思います。
Tシャツやズボンの裾も真っ直ぐと言うよりも丸みをイメージしてアーチ型になります。
顔のパーツは上の方にかたまります。アゴや首がよく見えるようになります。
フカンの全身の描き方
カメラが上から見下ろしているのをイメージして描きます。アオリの時と一緒で箱を上から見おろすイメージで考えます。上側の厚みがよく見えるようになり、頭や肩の全体がよく見えるようになります。体の厚みは頭や肩の描き方、服の描き方を気を付けて表現します。カメラに近い頭は大きく足に向かって小さくなります。
アタリは下の幅が小さい台形をイメージして描きます。
上からのアングルになるので、頭が大きめになり顔のパーツは下の方によります。後頭部くらいまで見えるように描きます。
鎖骨も首の丸みに合わせて囲むように描きます。胴体を輪切りにするイメージを持って楕円で肉付けしていきます。服の裾も逆アーチ型になります。
足の長さも少し短めになり足の甲も見えるように描きます。ヒザの出っ張りも描き足します。
まとめ
男性を表現する時に、気を付けるポイントは
- カクカクしたイメージ。丸みをあまりもたせない。
- 肩幅が腰より大きい。
- 骨太にし、筋肉を意識する。
いろんな構図の体を描くポイントは
- カメラアングルを考えて近い方が大きい。
- 体の厚みを考える。箱をイメージしたり、楕円でイメージする。
いろんなポーズの男性をいっぱい描いて一緒に上達していきましょう!
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