世界で起きている戦争の話やつらい情報を耳にするとすごく胸が苦しくなったり、大勢で集まると自分から話せなかったり、いざ話しても「もっとこういう風に言ってたら…」と気付けば一人反省会をしていたり…と何でこんなに悩んでばかりなんだと思ったりしませんか?
その気質はHSPかもしれません。
私もそうなんですが、いろんな細かい影響を受けすぎてしまう気質、HSPについてこれから特徴やできるだけ楽にすごせるようになる方法を私が経験して得た情報を加えてお伝えします。
HSPの特徴
HSPは刺激に敏感に反応する気質をもっています。これから特徴をあげますが、HSPは生まれ持った気質なのでひとり一人性格や環境によって現れる特徴の強さは違うと思います。全部が当てはまらなくてもHSPの方はいるのです。
①心の境界線が弱く影響をうけやすい。
具体的にいうと、他人の悪口を聞いてしまったりちょっとした仕草や言い回しで機嫌の悪さなどネガティブな情報を敏感に察知し反応してしまい落ち込んでしまったり、他人の気持ちに同調しすぎてしまったりする特徴があります。
上司に怒られている人を見てまるで自分が怒られているように感じて悲しくなったりつらくなったりしませんか?
②疲れやすい
無意識に周囲に気を遣いすぎていて、何も特別なことをしていなくても緊張や不安で疲れてしまいます。
ボーとしているようで頭のなかはフル回転で考え事をしています。「○○した方がいいかな?」「でも逆に迷惑かも」など一人で考えこんでしまうのです。
③自分に否定的
上司や同僚、友達にちょっと注意されたり、悪気はなくても笑われてしまったりした時に「自分はだめな人間だ」と泣きたくなったりする。
また、頼まれ事をされたときにちゃんとこなさないと失望されてしまうと追い込んでしまい余裕がなくなってしまう。近くにいる人が不機嫌だといち早く察知し「私が何かしてしまったかも」と不安になる。等があります。
④自分の思いを話すのはとても苦手
自分の意見を話さないと行けないとき涙が溢れそうになってしまう。自分の言葉で相手を不快な気持ちにさせないか心配でたまらない。自分の意見に自信を持てない。等自分の思いを整理し話すのはつらく感じます。
⑤変化や刺激などに敏感
光や音や匂いに敏感だったり、少しの違いも気付ける。感覚細胞が人より多いとかではなく、刺激のキャッチ力が高い。
このような特徴があります。
いいところもある!HSP
上記の気質が理由で自分は内気だ!コミュ障だ!暗い性格だ!と落ち込んでしまっていたかもしれませんが、それは違います!これは生まれ持った気質で、性格や病気というわけではありません。なので考え方によって捉え方が変わって楽に生きやすくなったりします。
人より刺激に敏感な気質だからこそ人にも気を遣えて相手が困っていることにいち早く気付いてあげれたりむやみに相手を傷つけたりするようなことはしません。
共感力が高いというのは相手の気持ち等を考えて理解しようと思えることで素敵なことだと思います。
観察力があるので芸術的なセンスも高い人が多いようです。要するに繊細だけど周囲の人に優しくできる人です!内気で嫌だなと思うのではなく自分は人に優しくできるんだ!!と自信をもってほしいです。
その素晴らしいキャッチ力を大事な人のために発揮することもできるし、芸術等を深く感じることもできるのです。
私の前向き術
幼いときから小さい事を気にしてよく胃を痛めたりコインハゲを頭につくってしまうこともありました。
HSPなんてことは全くしらないので、気にしすぎと言われてばかりでした。毎日の生活の中で怒られたり人前で頑張らないといけないことをこなしていくなかで多少は打たれ強くはなりました。でもその度にすごいストレスと疲れがありますよね。
少し気持ちが楽になるには【人】【言葉】【距離】が大切だと思います。
【人】は家族の中、友人や職場の中で信頼できる人が一人でもいることです。
自分がHSPであることを分かってもらえたり、悩みを話せたり自分の気持ちを言える事は心が軽くなる方法の一つです。
そういう人がいるとちょっと自信がでたり安心感から積極的にもなれたりします。また、何が自分の中でもやもやとしていたかが整理されたりします。たくさんの人と関係を作っていくよりもその一人がいることがHSPさんには大切なことだと思います。
【言葉】は心が楽になる言葉を見つけるということです。
私は小さい頃にウジウジと悩んでいた時母から「その人はあなたの人生には関係ない人だから気にしなくていい」と言われました。結構文字に起こすと冷たい感じがしますが、「そっか。この人は私になんの影響もない人なんだ。ずっと永遠に続く関係じゃないよね。」みたいな感じで何か楽になったんです。
それに人前に出ないと行けなかったり何人かの前で意見を言わなくてはいけないときには苦手すぎて何日も前から頭で予行練習しますが「結果がどうであれ、始まってしまえば終わりに向かってる」と思って乗りきってきました。
そんな感じで自分に合ったちょっと楽になる【言葉】って身近な人からだけじゃなく本でもインスタなどのSNSからでも情報はもらえるので、自分にあう【言葉】に出会うとちょっと心が楽になれます。
【距離】はある程度距離をあけてもいいと思うことです。
苦手な集まり、急な予定が入るってHSPさんにとってはちょっとドキッとする事なんです。信頼する人も一緒で行きやすい集まりは大丈夫なんですがそうではない時は、無理しないってことです。
断りにくい時はできるだけ端に座って時々トイレで一人になる時間をいれてみたり少しでも楽な距離をとっていく。
HSPさんは一人時間も大切な時間ですから、自分の苦手と気が楽になる方法を知って少しでも楽に過ごせるようにしていきましょう。
そしてある意味人に会わせ上手なHSPさんは見下されたりすることもあるようです。会うとどっと疲れたりストレスを感じる人とは距離をとっていきましょう。
他にも日記などに出来事やもやもやした気持ち等を書いて整理してみたり声にだしてみたり、好きな物や匂いに囲まれて落ち着くスペースを作るなども方法としてあるようです。
相手に無意識に合わせてしまうHSPさんに大切なのは【マイペース】。自分のペースを大切に、自分の苦手と自分を楽にできる方法を見つけることが大切だと思います。
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